この記事を読むと解決できること
- 将来のために資産形成を始めたいが、何から始めてよいかわからない
- 本業だけの収入では将来に不安を感じている
- 診療放射線技師に副業は必要なのか疑問に思っている
- 新NISA制度をうまく活用したいが、仕組みが難しく感じている

こんにちは!
医療業界で働く皆さん、特に診療放射線技師として頑張っている方へ向けてお届けします。
国家資格を持つ私たち診療放射線技師は、確かに仕事に困ることは少ないですよね。
でも
「安定した仕事だから副業なんていらないかな?」と思っていませんか?
これからの時代に対して収入面ではちょっと気になることもあるので、ぜひそんなあなたに読んでいただきたい内容です!
診療放射線技師の収入は安定しているけど「天井が見えやすくリスクもある」
1.病院勤務は年収が上がりにくい仕組み
病院で働く方なら感じたことがあるかもしれませんが、診療放射線技師に限らず、病院勤務(特に公的・医療法人の病院)では年収が大きく上がりにくい仕組みになっています。その理由を分かりやすく解説します。
非営利法人(医療法人・公立病院)の特徴
多くの病院(特に公立病院や医療法人)は、非営利法人として運営されており、利益を追求する企業とは異なる特徴があります。
- 収入源は診療報酬(国が定めた固定単価)
- 利益が出ても配当などには使えず、設備投資や人件費に限定
診療報酬制度が天井を作っている
病院の主な収益源は「診療報酬(医療行為ごとに国が決めた料金)」です。
この制度により、たとえばどれだけ多く働いても単価が国に決められているため収益が伸びにくい構造があります。
- 診療報酬は2年に1回改定される
- 総額は国の医療費抑制方針に左右される
- 物価が上がっても、診療報酬が必ずしも上がるとは限らない
そのため、昇給余地=病院の収益余力と考えると、民間企業と比較して厳しく、インフレや生活コストの上昇に対する対応力が弱いのが現状です。
項目 | 内容 |
---|---|
組織形態 | 非営利法人(利益を追求しない) |
収入源 | 診療報酬(公的保険) |
利益の使い道 | 事業の継続や設備投資に充当、役員や職員の報酬に回せる上限あり |
昇給制度 | 年功序列型が多く、定期昇給は緩やか |
給与原資 | 診療報酬から捻出。増収しない限り大幅な昇給は難しい |
営利企業との違い
比較項目 | 非営利病院 | 民間営利企業 |
---|---|---|
目的 | 地域医療の提供 | 利益の最大化 |
利益配分 | 職員報酬よりも医療継続が優先 | 利益増大に応じて給与・ボーナスに還元可能 |
昇給 | 年功序列・定額昇給 | 成果・役割に応じた昇給制度 |
2.年収の現実
▶ 年収の現実(求人サイト調べ)
地域 | 年収目安(常勤) |
東京都 | 約500〜600万円 |
地方都市 | 約400〜500万円 |
地方小規模施設 | 約350万円〜 |
実は年収の内訳をよく見ると、夜勤手当や当直手当、都市手当などが含まれているケースが多いんです。
これらを除くと、基本給はそれほど高くないことも…。
さらに気になるのは昇給カーブ。多くの場合、30代以降はほぼ横ばいになってしまうことが多いんです。
3.本業だけに頼るリスク
- 年々進む物価上昇に給料が追いつかない
- 定年後の再雇用では、給料が大幅ダウンすることも
- 転職しても、劇的に年収アップするケースは実はレア
副業は「早く始めるほど得」な理由【新NISAとの相性抜群】
拡大した新NISAの「つみたて投資枠」
▶ 新NISA(つみたて投資枠)のポイント
制度 | 年間投資枠 | 非課税期間 | 生涯投資上限 |
旧NISA | 40万円 | 20年 | 最大800万円 |
新NISA(つみたて投資枠) | 120万円 | 無期限 | 最大1,800万円(成長投資枠含む) |
「新NISA」とは「少額投資非課税制度」の新しい形で、投資で得た利益に税金がかからない制度です。
2024年からスタートし、投資枠が大きく拡大しました。
副業で収入が増えると、この非課税枠をフル活用できるようになります。
でも、本業の給料だけだと、なかなか投資に回せるお金が確保できないというジレンマも…。
複利効果×時間×金額で資産に大きな差が出る
例:
- 月5万円 × 年利5% × 20年 ≒ 約2,000万円
- 月2万円 × 同条件 ≒ 約800万円
例えば、月5万円を年利5%で20年運用すると約2,000万円になりますが、月2万円だと約800万円程度。
副業収入で投資額を増やせれば、将来の資産が2〜3倍になる可能性も!
インフレ時代・老後不安…将来に備えるなら今がチャンス
じわじわ進むインフレで「現状維持=実質的な後退」になる
- 物価上昇は医療職の私たちにも直撃します
- 銀行に貯金するだけでは、実際のお金の価値が年々下がっていく
- だからこそ「投資×副業」の組み合わせがお金を守る合理的な方法
副業収入を「将来の安心」に変える方法
- 日々の生活を切り詰めなくても、新NISAへの投資が可能に
- 老後資金はもちろん、子どもの教育費や住宅ローンの返済原資にも活用できる
診療放射線技師にブログ副業がおすすめな理由
専門知識が「お金を生む資産」になる
私たち診療放射線技師の持つ知識や経験は、一般の人にはない特別なもの。
それがブログ副業では武器になります。
例えば:
- CT・MRI・超音波などの医療機器の解説やレビュー
- 放射線技師を目指す学生向けの勉強法や国家試験対策
- 医療現場でのワークライフバランスやキャリア構築の話
ブログ副業のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
本業で学べないスキルの向上 在庫管理がなく、初期費用が安い(月1,000円程度) 時間の拘束がなく、自分のペースで作業ができる 長期的に収益を生む資産になる | 医療の専門知識を有効活用継続には根気が必要 守秘義務に要注意 ネタ切れリスクも | 収益化まで時間がかかる(3ヶ月〜1年)


副業OKな職場環境も増加中【時代の流れをつかもう】
- 2025年現在、副業を公認する診療放射線技師の求人が増えています
- 厚生労働省も「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を示し、副業を容認する方向に向かっている
- 勤務先の就業規則を確認しながら、無理のない範囲でスタートするのがおすすめ
小さく始めて、新NISAと連動させよう
ステップ1:自分に合った副業を見つける
まずはブログやSNS、記事作成など、医療知識を活かせる形でスタート。初めは月5,000円程度の収入からでOK!
ステップ2:副業収入を新NISAに積み立てる
月1万円でも3万円でも、コツコツ積み立てることで将来大きな差に。年間120万円の枠を目指して頑張りましょう!
ステップ3:選択肢のある人生を手に入れる
本業だけでなく副収入があることで、人生の自由度が格段に上がります。キャリアチェンジや早期退職なども選択肢に入ってきますよ!
まとめ
- 診療放射線技師はやりがいもあり安定した職業ですが、収入の伸びには限界があることも事実
- 物価上昇や老後の生活を考えると、今から副業で資産形成を始めることが賢明
- 新NISA制度は過去最高に有利な投資環境。この機会を逃さないで!
- 特にブログなどの知識発信型副業は、放射線技師の専門性を最大限に活かせる
副業と新NISAの組み合わせは、私たち診療放射線技師の将来を明るくする最強の武器になります!
よくある質問
Q1. 副業は職場にバレませんか?
A. 職場の就業規則に従うのが1番ですが、給与所得以外の副業収入(ブログやアフィリエイトなど)は、確定申告の際に住民税の「普通徴収」を選択すれば、勤務先に情報が行きにくくなります。ただし、規模が大きくなったら正直に報告するのがベストですよ。
Q2. 医療系ブログはYMYL(Your Money Your Life)で危険と聞いたけど大丈夫?
A. YMYLとはGoogleが特に厳しく審査する健康や金融などのジャンルのことです。直接的な診断・治療内容には触れず、機器の使用感や勉強法、働き方などのテーマなら問題ありません。専門知識を持つからこそ、質の高い情報提供ができるんです。
Q3. 新NISAはいつ始めるのがベスト?
A. すでに2024年から始まっています!年間枠は120万円なので、できるだけ早くスタートして投資枠を無駄なく使うのがおすすめです。月々の積立だと10万円ずつ投資できるので、ボーナス月などに合わせて計画的に投資していきましょう。